高校生が出来るバイトというとある程度は限られています。しかし希望の職種のバイトをしたいと誰でも思うはずです。特に映画などは好きな方が多く、映画館でバイトをして少しでも好きな映画と携わりたい、と思っている人もいるでしょう。
高校生でも映画に興味がある方は多いですよね。では映画館のバイトは高校生も募集しているのでしょうか?今回は映画館で働くことができるのか求人サイトで調査してみましたので、これから映画館バイトを検討している高校生は、是非参考にしてくださいね。
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映画館バイトは高校生の募集もある?
実際いろいろな求人サイトで調査をしてみましたが、高校生でも採用のチャンスのある映画館は、実は探せばあるんです。10年ほど前はほとんど見かけませんでしたが、最近はまずまず高校生可能な映画館のバイトも増えてきているようです。
高校生の場合は映画館でも狙い目のポジションは、映画館の売店スタッフです。コンセッションとも呼ばれていますが、代表的なポップコーンやコーラなどの飲み物を販売する仕事となり、他にはもぎりと呼ばれるチケットの半券を取る仕事などもあります。
<映画館の仕事について>
また、モニターなどで監視をする仕事などもあるようですが、高校生バイトは時間的に厳しいのでこのような仕事はほとんどありません。しかし高校生が映画館でバイトをするのはなかなかハードルが高いかもしれません。
そもそも映画館のバイト自体が少ない
映画館は日本全国で見るとそこそこ多いかもしれませんが、それぞれ地域によって偏りなども見られます。特に都市部では多いですが地方などは映画館がそもそも無い、という場合も多く映画館のバイト自体がほとんどない地域もあります。
コンビニと比べると天と地の差がありますね。そして辞める方も少ないのが関係しているのかもしれませんが、募集も少ないです。実際、大手の求人サイトでも数件程度しか表示されないケースもあり、住んでいる地域によってはバイトが出来ない地域もあるでしょう。
また映画館は人手がそこまで多くなくても営業出来るような感じで、上映中は清掃などしか仕事をしなくても良い、場合によっては待機しているだけという場合もあるので、このようなことからそこまで人手が必要ないので募集も少ないと考察できます。
まだまだ高校生不可のケースも多い
さらに求人自体少ないのに「高校生不可」というケースもまだまだ多くあります。しかし、何故高校生は不可なのでしょうか?映画館は特別な仕事などもありませんので、高校生不可が多いのはちょっと理解に苦しむかもしれませんが、実は都合が要因だと考えられます。
映画館は1本の上映が終わるまでに1時間30分から3時間、長い時では4時間オーバーな長編作品もあります。そのため、館内の案内スタッフや販売スタッフして勤務しても、夕方以降の上映開始のものだと上映終了まで勤務ができない場合があるからです。
館内の巡回などをする場合もありますし、特に清掃などはお客さんが劇場から出られてから掃除をすることになるので、時間的に厳しい場合があるでしょう。実際「22時以降の勤務がある為高校生不可」との記載がある求人なども見られましたので、このような理由から高校生の募集はしていないと思われます。
実際、高校生OKの映画館バイトはどんな求人がある?
職種 | 販売スタッフ |
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仕事内容 | 飲食・グッズ販売・清掃等 |
時給 | 953円 |
勤務時間 | 8:30~23:30のシフト制 |
備考 | 制服貸与、交通費支給、映画鑑賞無料制度 |
このような求人があり特に難しいと思われるような仕事内容になっている求人はほとんどありませんんでした。但し、チケットもぎりの仕事をしていてもお客さんから色々尋ねられる場合もあるので、そのような時の対処はしっかりしておきたいですね。その他、求人の特徴についてご紹介します。
高校生の時給はやはり安い?
時給が社会人に比べて低い場合もありますが、高校生でも時給は社会人と同じケースが多いです。これは高校生にとって嬉しいのではないでしょうか。しかし、他のバイトと違って研修期間中は時給が低くなるという求人が多く見られました。
なので、バイトを始めてからは数か月間程度は時給が低いと思っておいてもいいでしょう。また、いろいろな求人をチェックしましたが、時給は他のバイトに比べて高くはありません。全体的に見ても安い印象があります。最低賃金レベルの時給もありました。
ですので、映画館のバイトは映画が好きじゃないと不向きなバイトとなるかもしれません。生活費を稼ぐのになるべく給料が良いバイトを探している、という考えがある方は募集の少なさもそうですが、他のバイトをした方が時給も良いバイトを見つけやすいです。
土日は出勤しない厳しい?
映画館といえばやはり忙しい曜日は土日祝日でしょう。平日に映画を見に行く方もいるとは思いますが、やはり土日がメインです。よって想像通りですが、多くの求人では「土日出勤出来る方歓迎」との記載がありとても目立つ感じになっていました。
中には「土日祝日や長期休暇に勤務可能な方を優先」という記載があるほどです。よって、恐らく土日に出勤できる方は採用も優遇されるかもしれません。もちろん土日に出勤できなくても採用されるかもしれませんが、土日祝日は出勤できた方が採用の確率はアップするでしょう。
未経験歓迎の求人も多い
映画館のバイトは未経験歓迎となっているバイトが多くあります。これは経験が一切なくても仕事内容的に簡単なので未経験歓迎となっているのです。高度な技術がないと出来ない仕事などないので、初心者の人も向いている仕事になるでしょう。
もちろんお客さんに映画の内容に関することを聞かれるなど、難しい質問をされるかもしれませんがこのような時は上司に訊くなどの対処をするだけでOKですので、そこまで気にしなくてもいいでしょう。場合によっては好きな映画だと簡単に答えられるかもしれませんね。
シフトは結構入らないと厳しい?
映画館は週に3日以上入れる人を募集しているケースが多いので、週に3日以上(土日含む)入れないと厳しいかもしれません。また勤務時間も短時間の募集はほとんどありませんでした、多くが1日4時間以上などとなっており、短時間で働きたい方は厳しいでしょう。
特に土日などは長時間勤務をして欲しいという感じもありますので、土日は7時間程度の勤務、平日は4~5時間程度の勤務という感じがいいとは思いますが、上手くシフトに入ることができない場合は事前に相談するなどの対処が必要になってくると思います。
また面接ではシフトについて聞かれると思いますが、採用のポイントとなっていると思いますので映画館にとって「頼りになる人材」と思ってもらえるようにする為には、いつでもシフトに入れるような人は有利となるでしょう。
待遇で映画が無料で観れる場合が多い
こちらも求人で多く見られたのですが、映画鑑賞が無料などの待遇があるバイトが多くありました。もちろん無料とはいかないが、ある程度の割引があるような特典があるバイトもあり、映画好きにはたまらない特典となるでしょう。ただ、バイト先によって結構違いがあります。
全ての映画が無料で観れる、他の劇場の映画も観れるという待遇がある場合だったり、バイトをしている映画館のみ無料で観れるなど、バイト先によって多少の違いがありますが、映画を何本も観る方にとっては天国のような待遇になっているのかもしれません。
そのような意味では時給が安くても我慢出来るでしょう。また映画といえば入場者特典が魅力的で、これ目当てに映画館に通っている人がいるほどですが、映画が無料で観れるということはこのような特典も貰えるのか?となるでしょう。
しかし入場者特典は基本的に貰えません。正式にチケットを購入した場合のみ特典が貰えるようになっています。
映画館バイトで仕事の忙しさはかなり極端!
バイトをする方は「きつかったら長続きできるかどうか不安」と思っている人もいるでしょう。いろんなバイトが世の中にはありますが、どのようなバイトをするかで忙しさも変わってきます。では映画館のバイトはどうなのか気になりますよね。
結論から言うと平日と休日の忙しさが全然違います。理由は簡単でわざわざ映画館に行こうとする人のほとんどが休日に行くからです。そのような理由でどうしても平日よりも土日の方が忙しいということになります。実際、土日に入れる方を優遇している劇場もあります。
そのような意味でも土日祝日はかなり忙しい曜日となっています。また夏休みなど小さな子供さんが休みの時は忙しい時期となっていて、平日でもそこそこお客さんが来られたりするので繁忙期と閑散期の差が激しい感じです。ただ暇な時は本当に楽になります。
よって、暇な時期と楽な時期があるので釣り合っているといえばそうなのですが、まだバイトに入ったばかりの時に忙しい時期が続くと「辞めたい」という気持ちが強く出るかもしれません。しかし映画館バイトはそれでも人気が高いので、面接などは慎重に臨む必要があります。
<面接について>

映画館のバイトは高校生も募集している?のまとめ
今回は、高校生の映画館バイト事情についてまとめてみました。確かに高校生での映画館バイトは、社会人に比べて求人数が少ないですが全く無いわけではないので諦める必要はありません。但し地域によっては全く求人がないという場合もあるので、このような場合は諦めるしかないでしょう。
映画館のバイトはシフトや人柄重視の採用の場合が多いので、熱意を伝えれば高校生でも十分に採用をいただくことができると思います。映画が無料で観れる待遇などもあるので、高校生で映画館のバイトを検討している方は、是非諦めずにチャレンジしてみてくださいね。