バイトに応募した際「履歴書不要」という記載があった、また応募後に「履歴書は不要です」とメールが届いたことはありませんか?バイトを始めたての学生さんだと「え、履歴書って絶対いるんじゃないの? なんだか怪しいかも……」と困惑するかもしれません。
ですが、最近は面接時に履歴書不要のバイトも増えてきているのです。今回はその中でもカラオケのバイトに注目して「履歴書不要のお店って多いの?」というお話をさせていただきます。なぜ履歴書が不要なのか、その理由まで解説いたします。
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そもそもなぜ履歴書不要なの?
皆さんが気になるのはどうして履歴書不要の面接をおこなうのか、という部分だと思います。簡単にお話しさせていただきます。そもそも履歴書とはなんのために必要なのでしょうか? 就職活動のエントリシートのように書類審査があるのなら分かります。
しかし多くのアルバイトは書類審査などはありません。企業が気にしているのは「志望動機」「勤務日数」「年齢などのプロフィール」「自己PR」など基本的な情報だけだからです。字の綺麗さや顔写真などを見て判断することもありますが、大抵は面接をおこなうので重要視しないはずです。
となると、雇用した場合に名簿を作りやすく、管理をしやすくするというのが大きいのかもしれません。そこで「会社独自のフォーマット」ならびに「記入シート」が用意されています。そのお店独自の記入用紙があるということですね。
このように管理がしやすくなるので履歴書が不要、という企業が最近は多くなってきています。しっかりとしたマニュアルに沿った企業ほど、履歴書は自分たちで記入してもらう場合が多いです。特に派遣会社などを通して日雇いの仕事を応募する際は、履歴書は登録の時にあちらで準備されておりますので、不要という形を取っています。
また履歴書不要にすることで応募しやすくしている、というのもあります。履歴書を書くというのは慣れていない人からしてみれば敷居が高く、また準備するのも面倒と思ってしまいますよね。ですので「誰でも応募できますよー」とハードルを下げることにより、応募率を高めているのでしょう。
特にカラオケバイトの場合は夜遅くまで開いているので人手不足の店舗も多く、求人サイトでも募集がたくさんあります。それほど人手に困っているお店が多いということは、自然と履歴書不要という流れになりやすいと考察できます。
本当に持参しなくてもいいのか?
履歴書不要との記載があるので、基本的に持っていく必要はありません。もちろん事前に用意して履歴書を書かなくても大丈夫ですが、私は事前に履歴書を書くことをおすすめ致します。独自の書類を記入する場合、即興で書かなくてはいけません。
そんなとき、直前まで履歴書を準備しておき「志望動機」や「自己アピール」を自分で書いておけば、忘れなくて済みます。何事も準備しておいて損はありません。またこの場合証明写真は貼らなくてもいいですが、別のバイトを受けるのであれば用意しておくのもいいでしょう。
証明写真は良くある「写真ボックス」を利用してもいいですが、今の時代すべてアプリで印刷できますので、無理して高いお金を払う必要はありません。また気になるのが面接の時に突然「履歴書を見せてください」と言われたりするのでは?と思う人が多いです。
しかしまずこのようなことはありません。履歴書が不要とメールに書いていたのに「履歴書を見せてください」なんて言うのはとんでもない理不尽な要求です。こんなところで働くことはあまりおすすめはしませんが、もしかしたら採用担当と連絡担当の行き違いというのもあるかもしれません。
よって、そういうトラブルにも対処できるように、念のために持っておくのもおすすめです。
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履歴書が不要なカラオケチェーン店は?
大手のカラオケチェーンの公式採用サイトと、大手求人サイトで見かけた求人情報から履歴書が不要となっているカラオケチェーン店を調査してみました。ちなみに以下の表に丸印で記載しているチェーン店でも場合によっては提出を求められる可能性があるのでご注意下さい。(応募前に必ず募集要項のページでご確認下さい)
店名 | 履歴書不要 |
---|---|
カラオケの鉄人 | 〇 |
カラオケバンバン | 〇 |
ビッグエコー | 〇 |
カラオケ館 | 〇 |
コートダジュール | 〇 |
ジョイサウンド | △ |
まねきねこ | △ |
ジャンカラ | 〇 |
このように大手チェーンのカラオケ店のほとんどが履歴書不要のアルバイト募集をしておりました。ただ、大手以外のカラオケ店についてはよく分かりませんが、履歴書不要というお店もありましたので、カラオケ業界は履歴書が不要のケースが多くなっていると思われます。
また筆者は以前、映画館のバイトを応募したりしていたのですが、映画館のバイトではほとんど録画面接というのを実施しておりました。履歴書などは不要で、プロフィールなどを記入してから録画面接に挑むという流れですが、まねきねこも最近はライブ式かもしれませんが、同じような面接方法を取っていると思われます。
最近はコロナというのもあり、対面の面接を避けられがちです。録画面接やweb面接などを行う場合、履歴書が不要となる場合も多いのですが、撮影するということは身だしなみには気をつけて面接に挑むようにしましょう。
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履歴書不要なら面接で聞かれる内容は?
履歴書が不要となっているので面接の際に聞かれる質問などはちょっと違うような内容になるのでは?と思ってしまうかもしれませんが、基本は一般的なバイト面接とさほど変わりません。チェーン店によって多少異なるでしょうけど、ほとんどおなじみの質問ばかりです。
先述のように「志望動機」や「自己PR」「シフト」などといった基本的な聞かれがちです。もしかしたらイレギュラーで「どんなアーティストが好きなの?」と私的な質問をされるかもしれませんが、自然と受け答え出来ていれば大丈夫です。
面接官が見ているのは「この人と働きたいかどうか」なので、あなたの良さを発揮できるようにあらかじめ質問への回答を準備しておきましょう。またカラオケの面接対策として、以下のページもおすすめですので面接について詳しく知りたい方は覗いてみてください。
<カラオケ店の面接について>

履歴書不要のアルバイトは怪しい?
カラオケ店でも履歴書不要と聞くと「なんだか怪しい」と学生さんは思うかもしれません。基本的に履歴書不要のバイト先は「飲食系」「知識や経験は不要の短期派遣バイト」などが多いです。派遣バイトは入れ替わりが激しいので、色んな人を求めがちです。
登録は誰でも可能で、ただ現場によって働けるかが変わってくるというものです。比較的にすぐに採用されてすぐに働けるというのがメリットです。そうなると確かに怪しいものもあるかもしれません。短時間で高単価稼げる!などといった謳い文句を掲げて、いい加減で怪しい仕事を紹介している派遣サイトも実は数多くあります。
そういった危険に巻き込まれないためにも、業務内容をきちんと調べた上で応募するようにしましょう。ですが、履歴書不要でも名前のよく知れた大手チェーン店であれば、そこまで心配する必要はありません。カラオケは大手チェーンばかりなのでそういう意味では安心ですね。
もちろんカラオケ店は実店舗も構えているので、履歴書不要との記載があっても不安になることはないでしょう。万が一、なんらかのトラブルに巻き込まれたのであれば、労働基準監査署や本部、酷い場合なら警察に連絡をして処置をおこないましょう。
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カラオケバイトはなぜ履歴書不要のお店が多いのか?のまとめ
さて、今回は「カラオケバイトでは履歴書不要のお店が多い?」というお話をさせていただきました。最近はカラオケ店以外でも履歴書不要というバイトも良く見かけますので珍しいことではありません。
カラオケ店が履歴書不要になっている理由はいくつかあり、基本的には個人情報の管理のしやすさ、応募が多く来て欲しいという意味があります。履歴書を書くのが苦手という方にとっては嬉しいでしょう。安心して面接にチャレンジして頂ければと思います。
今回のお話がなんらかの参考になれば幸いです。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。