法律では高校生になったらバイトができることになっていますが、バイトをしたいけどいつからしたらいいのか分からない、と不安になる人もいます。初めてのバイトなので、迷うのはやむを得ないかもしれません。
そんなときは様々な意見を調べて参考にしてみるのがいいでしょう。このページでは実際に高校生でバイトをしている人に「いつからバイトを始めたのか」ということを調べた結果をご紹介します。
それによって実際にバイトを始めるおすすめの時期についてまで解説しておりますので、興味があればじっくりご覧になってください。
Contents
高校生はいつからバイトを始める方が多いのか?
まず本題の前に、高校生がバイトを始めるのはいつの時期からが多いのか、様々なサイトを調査した結果をご紹介したいと思います。
厚生労働省の調査結果
厚生労働省が以前に調査した結果によると、一番多い時期が高校1年の2~3学期から、つまり9月以降にバイトを始めた人が多くなっています。続いて多いのが高校1年の1学期なので4月~7月となっており、3番目に多い時期が高校2年生となっています。
この結果から分かることは、高校1年からバイトを始めた方が多いこと、そして高校1年の夏休みから高校2年になるまでの間が一番比率的に多くなっており、回答数の約半数以上を占めています。高校1年の1学期からバイトをする人は全体の約2割程度なので、10人に2人ぐらいが1学期からバイトをしている計算となります。
ネット上によく見られた時期
様々なネット上のサイトの書き込み(掲示板など)を調べた結果ですが、やはり新年度が始まったばかりの4月は、学校生活に慣れるだけで体力も気力も消耗してしまうのでおすすめしない、バイトを始める時期は5月や6月からと言う答えが多かったです。
5月というと丁度ゴールデンウィークの時期になりますので、それも影響しているのかもしれません。また「勉強の要領が掴めるまでバイトはしなかった」「バイトをしても勉強や成績に支障が出ないかわかるから、1学期の中間試験後や1学期をひととおり過ごしてからバイトを始めてみては」
との具体的な書き込みなど多く見られました。よって、高校1年の4月からバイトを始めたという書き込みなどは少なく、バイトを始めた時期に多かったのが5月~7月の時期でした。
ツイッターで良く見かけた時期
次にツイッターで検索した結果です。高校生同士でツイッターで交流しているユーザー達も多く「みんなどれくらいからバイト始める?」と意見を集めている人もいました。ツイッターでもやはり高校1年の夏休みから、冬休みからという意見が多いようでした。
もちろんもっと遅く「高2になってからバイトを探した」という人もいたし「早くバイト始めたいのに校則で1学期はバイト禁止」「貧乏だから働くしかなくて学校にバイトをする許可を取った」など個別な意見も知ることができましたが、高校1年からバイトを始めた、という方が多いです。
このような結果から、バイトを始めるのに多い時期は「高校1年の5月以降」ということになり、中でも多い時期としては夏休み以降という感じです。また高校1年からバイトを始めるという方が多い結果となりました。
高校生がバイトを始めるおすすめの時期とは?
結論から言うと、バイトを始めるおすすめの時期は人それぞれです。最適な時期は人それぞれ異なるので、ご自身に合う時期を自分なりに探してバイトをするといいでしょう。ただ、どのような時期からバイトを始めても自由ですが重要なことがあります。
忘れてはいけないのは高校生の本業、つまり学校の勉強です。4月は高校に入学して新しい環境に慣れるだけで大変だからゴールデンウィーク以降にしよう。夏休みになって時間に余裕ができたらチャレンジしてみようかな、いやいや金銭的に余裕がないから4月になったらすぐに働きたい、などなど色々な考えがあるのは当たり前です。
しかし一番大切なことは勉強でしょう。優先順位としては勉強が一番なので、まずバイトを始める時期を考えるよりも、勉強を第一に考えてからその次にバイトをするかどうか考える、という流れがいいと思います。まだ高校に入りたての頃にバイトをするのはおすすめしません。
全てがきちんとこなせるか分かりませんよね。バイトを優先したら成績が最悪なことになった、という話はよくある話です。それによって、親から「バイトを辞めろ!」ときつく言われた人も多く、実際成績が落ちたのでバイトを辞めた方も多いです。
更に新年度に自分にぴったりの部活に出会ってそちらに一生懸命になるかもしれませんし、塾に通うのか通わないのかでも使える時間が変わってきます。そのようなことからバイトを始めるおすすめの時期としては、1学期が終わってからの方がいいかもしれません。
先ほども紹介しましたが実際、高校生になってバイトを始める時期は「期末テスト終了後」や「夏休みから」という声が多いのも現状です。よって、高校生活や私生活のリズムが掴めてからバイトを始めるのがいいでしょう。
またバイトをする際は、勤務時間やシフトの調整が利きやすいバイト、所謂「高校生歓迎」などのバイトをするのもお勧めです。
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最初はどんなバイトを始めるのがいい?
最初は仕事内容が簡単なバイトから始めたらいい、という方もいますが、お勧めとしては「自分がやってみたい」と思うバイトを探して始めるのがいいでしょう。まず、世の中にはどういうバイトがあるのか、様々な求人サイトで調べることが大事になります。
それをした上で、実際自分が「やってみたい!」と思えるバイトがないか探すのが重要です。なぜなら、意外と多くの人がバイトをしようと思った時に自分がやりたいと思えるバイトよりも、時給の良いバイトを探そうとするからです。
確かに時給が良いバイトは魅力的です。しかしそれではいくら自分に合ったバイト探しをしようと思っても、時給が優先的になってしまい思ったようなバイトを探すことができないです。思ったようなバイトが出来ない場合、負のスパイラルに陥りやすくなってしまいます。
自分に合うバイトをすれば、仕事のやる気もアップし勉強なども捗りやすくなり正のスパイラルとなりやすいので、自分がやってみたい、と思うバイトを探すのはバイト探しのポイントとも言えるでしょう。但し、バイトに慣れている方でしたら、時給で選ぶなどをするのはいいでしょう。
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バイト先の環境なども大切
自分がやってみたいバイトを始めたのはいいけど、その次にバイト先の環境というのも大切になってきます。例えば人間関係などその一つでしょう。人間関係が最悪なバイト先でしたら、すぐにでもバイトを辞めてもいいかもしれません。
また希望通りの休みは取れるか、など細かいところで色々とありますが、バイト先の環境が悪いと労働意欲も失せてしまいます。よって、バイト先の職場環境というのは、極めて重要な部分でもあります。誰でもせっかく採用されたのに、すぐに辞めたくないですよね。
ですので事前に募集要項などに記載している条件などをしっかりと確認し、実際バイトをしてみても上手くバイトと勉強が両立できそうだ、と思うようなバイトを見つけましょう。また、バイトで長続きするコツはそのバイトがお金稼ぎの手段以外の価値を見出せているかが大事です。
長続きするバイトというのは、自分の要望をある程度受け入れてくれるか、など職場環境に左右されるので、バイトを始める際は必ず募集要項などをチェックし、後悔のないようにしましょう。
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その他、バイトを始める前に知っておきたい知識
高校生は親の許可が必須
高校生を含む年少者がバイトをする際は両親など保護者の許可が必要です。バイトの面接の際に持って行く履歴書にも保護者の同意欄というものが付いているし、別紙で同意書を書いてもらって提出することもできます。
高校生は社会の仕組みも知らない点も多く未熟な部分もあり、万一バイト中にトラブルに巻き込まれた際は自分だけで解決することが難しいですよね。雇用するお店側にも未成年が働く場合は保護者の同意書ももらうことが定められています。
保護者にバイトをしたい旨をきちんと話し、許可を貰ってからバイトを始めましょう。同意書を勝手に自分で書いては絶対にいけません。
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バイトが決まるまで時間がかかる
バイトをしたい、と思って応募するのはいいのですが、すぐにバイトをしたいと思ってすぐには出来ません。一般的なバイトのプロセスとして、応募→面接→採用という過程を踏んでからバイトをする形になります。つまり、初出勤まである程度の時間がかかるのです。
応募から採用、初出勤までスムーズにいったとしても、最低1週間ぐらいはかかってしまうので、もしバイトを「この時期からしたい」と考えているのであれば、その時期の2~3週間前ぐらいからバイト探しをするのがいいでしょう。しかも採用されるかどうかも分かりません。
さらに、バイトしたいと思ってもちょうど良い求人があるとは限りません。無理にバイト探しをしてちょうど求人があるものに応募してもそれが自分の適性に合っているとも限らないですし、じっくりバイト探しをするのがおすすめとなります。
バイトも時期によってたくさん求人が出る時期があります。そういう時期も狙ってバイトを探していくのが重要です。
そのような人はどうすれば良いかというと、それには1日だけの単発バイトに応募していくのが良いです。
この方法なら明日できるバイトがすぐ見つかります。通常のバイトとは違い、特定の日のこの時間帯だけ働く、ということが可能です。
しかし高校生は不可、という場合も多くなかなか難しいかもしれません。
今では単発向けのバイトアプリなど色々とリリースされているので、興味があればそのようなバイトアプリを活用してみるのもいいでしょう。
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高校生のバイトは働けない時間がある
高校生は働く時間も限られています。高校生を含む18歳未満は22時から翌朝5時までの深夜の時間帯はバイトをすることがNGとなっています。また22時までバイトをしてもいいかもしれませんが、22時にバイトを終わるのではなく、22時には帰宅しているようにしましょう。
地域によって異なりますが、警察の補導の対象となってしまいます。23時から補導の対象となっている地域が多いですが、22時までの地域などもあるのでなるべく早めにバイトを終わらせる方が無難です。
時給が上乗せされる深夜に働けないのは少し残念ですが、土日祝日は時給がアップするバイト先もあるし、夏休みなど長期休みだけ短期バイトを掛け持ちするなど稼ぎを増やす方法は他にもあります。
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バイトが校則で禁止している
高校生になったらバイトは可能です。しかしその前に校則というルールが壁になってしまう場合もあります。まずはバイトを始める前に校則を確認しましょう。校則でバイトを禁止している学校は多く、校則で禁止しているからバイトはしてない、という方も多くいます。
厳しい学校ではバイトがバレたら反省文を書かされたり様々な罰則を受けることになったり、内申点にも関わってきます。どうしても家庭が貧しくてバイトをしないといけないという環境にある人は、学校に事情を話し保護者にも同意書を書いてもらって許可してもらう、という手もあるようなので検討してみてください。
しかし実際、校則で禁止しているけど内緒でバイトをしている人も多いです。バイトの面接などでは、基本的に校則で禁止だったとしても、企業が学校に告げ口するようなことはありませんので、その点については大丈夫ですが一応バイトの許可は取っておくことをお勧めします。
高校生になったらいつからバイトを始めるのがいい?のまとめ
高校生がバイトを始める時期としては、最終的にはご自身で決めるのがいいとは思いますが、タイミング的には高校生活に慣れてきてからの方がいいでしょう。
特に勉強が大切なので勉強に影響が出ないようにする為にも、やはり高校に入学してすぐにバイトを始めるよりかは、1学期は学校生活に集中して時間と体力に余裕があるとわかってからバイトをするのがおすすめ。
勉強する時間とバイトをする時間の確保の判別がしっかり出来てくれば、上手く両立できると思います。バイトも様々なことを学べる馬になるので、学業をおろそかにしないように調整しながら挑戦してみてくださいね。