高校生におすすめしないバイト、これはキツイと思うような仕事は?

今、またはこれから「バイト探しをしよう」と思っている人もいるのではないかと思います。そこで「どんなバイトをしようかな?」と求人サイトや求人雑誌などでバイトを探す場合、適当にバイトを決めるのは止めておいた方がいいでしょう。

家から近いからこれでいいか、と簡単な理由でバイトを決めると働いてから後悔する可能性も高くなります。バイトは山ほどあるのでさまざまな求人の中より選ぶ訳ですが、中には仕事がハード過ぎたり危険が伴ったり、高校生におすすめできないバイトもあります。

それではどんなバイトが高校生におすすめしないのか。基本的に「キツイ」と思うようなバイトが該当しますので、理由などを含めて解説致します。

バイトをすること自体がおすすめ出来ない?

そもそも高校時代に必ずしもバイトをする必要はありません。高校生といってもメインとなるのは勉強です。他にも学校の部活やクラブ活動もこの時期にしかできない貴重な経験です。勉強や部活をこなした上で、時間と体力に余裕があればバイトをしてみても良いでしょう。

バイトというのは精神的にも疲れますし、体力的にも疲れます。バイトをしてから学校生活がおろそかになる場合もあります。バイトは大学生や成人になってからでもいくらでもできるので、無理してまで高校時代にバイトを経験する必要はないのです。

しかし高校生だってお金が必要だし、バイトも学校ではできない経験が沢山出る学びの場にもなり得ます。ですので、上手くバイトと勉強などを両立できる方はおすすめです。ですが両立するのが難しい、という方はおすすめ出来ません。

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また部活も入らない、勉強もそこそこで構わないのでバイトをメインで頑張る、という人もいるのも事実ですが赤点を取って留年になりそう、ということだけは止めましょう。やはりある程度は勉強も頑張らないといけません。

土日だけ・夏休みなど長期休暇の間だけバイトをするなど学業と両立しやすい方法でバイトをしている学生さんもいるようですよ。

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自分に合うバイトを選ぶのがコツ

バイトをするなら学業に支障が出ないような条件を選んで職場を探しましょう。例えば学校や自宅から通いやすい職場を選べば通勤に使う時間や体力が無駄になりません。バイト上がりの帰り道が暗くて危険な場合もあるので自宅にすぐ帰れるバイト先は安心ですよね。

また土日のみの出勤ができるか、短時間からの勤務が可能か、テスト期間や部活が忙しいシーズンは休みを取れるのか、などシフトに融通が利くかも肝心です。要するに自分に合うバイトをすることがコツとなりますので、求人サイトで条件を絞って探してみるといいでしょう。

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高校生におすすめしないバイトはどれ?

ここではおすすめしないバイトを紹介しますが、当然職場によっては全く快適に仕事が出来る職場もあります。結局はバイト先の環境に依存するので、一概にこれらのバイトがおすすめ出来ないという訳ではありません。あくまで参考程度にご覧下さい。

引っ越しのバイト

引越しの仕事は繁忙期にはバイト従業員を大量募集していることもあるし、高校生OKの職場もあります。しかし引越し作業では大型の家具や家電を運んだり沢山の段ボールを1人で運んだり、体を酷使することばかりで体力的にハードなバイトですのでおすすめしません。

成長期である高校生の体に余計な負担をかけてしまうことにもなりかねないし、バイト中に怪我をしてしまうこともあり得ます。また体力的に大丈夫だったとしても、荷物に傷をつけたらいけないと思ってしまうので、意外と精神面でもきつい仕事となります。

そして引っ越しのバイトといえば体育会系ともいわれているほど、社風も昔ながらの職場も多く新人を叩き上げて育てるという雰囲気があったりする場合もあり、得意でない人はメンタルもやられてしまうようです。

実際、短時間や1日だけの単発のバイトで引っ越しのバイトの募集などもありますが、短時間でもかなりハードと思うような作業量があったりと、気合十分で仕事をしないと厳しいようなバイトになるかもしれません。

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コールセンター

基本的に高校生のバイトとして募集は少ないですが、バイト可能なコールセンターもありますがおすすめしないバイトです。コールセンターはご存じとは思いますがお客さんからの問い合わせに答える業務ですが、クレーム対応の業務もかなり多く精神的に参る人も多いです。

実際離職率も高い仕事となっており、面倒なお客さんに連続で当たると、精神がすり減ってしまいます。もちろん高校生だけではなく、社会人の方もコールセンターのバイトはしたくない、と思っている人は多く、かなり好き嫌いが偏るような仕事と言えるでしょう。

また単に電話をするだけではなく、PC操作なども必要な場合があり面倒な入力などをしないといけないケースもあります。ただ嫌な面としては精神的な面だけです。座りっぱなしの仕事なので体力は使わなくともいいですし、夏はクーラーがきいた快適な環境でバイトをすることができ、冬は暖房がきいているので寒くないです。

さらに時給も高く、自由度が他のバイトと比べても良いです。服装、ネイル、髪型など自由の職場も多くおしゃれにこだわりたい人がバイト先に選ぶこともありますが、何にも負けない不屈のメンタルがある人でないと長くは続かないようです。

もしコールセンターでバイトをするなら、クレーム対応の仕事ではなくノルマがないコールセンターのバイトをしたいところです。

居酒屋

居酒屋のバイトは日常的に帰宅が遅くなる場合もあるのでおすすめしません。高校生は法律で22時以降は働けないと定められていますが、これは22時にバイトを上がれば良いのではなく、22時には帰宅していましょうという規則です。

その辺りが曖昧になってしまう居酒屋も多いのが事実です。22時より早くに帰宅できても夜道は危険ですよね。また居酒屋では酔っぱらったお客さんに店員が絡まれるケースも多いです。特に女の子は良く絡まれるイメージが強くあります。

危険もあるし、大人の嫌な面を高校生のうちに見てしまうことにもなります。そしてお酒が苦手な方は、酔っぱらったお客さんから喋られるとお酒臭いと感じてしまう場合が多く、特にお酒が苦手な方はかなりきついと感じます。

また場合によっては嘔吐物を処理する場合もあったりして、バイトでも嫌な仕事を多くさせられる場合もあり嫌な経験をすることが多いのでおすすめしないバイトとしてご紹介しました。ただ、比較的時給が良くなっているので、この点についてはメリットとなるでしょう。

土木関連

土木関係は若い方も良く働いている仕事でもあります。未成年には危険な仕事をさせてはいけないという法律もありますが、そこに当てはまらない場合は高校生も働けるようです。しかしどのような現場でも危険と隣り合わせであるには変わりありません。

特に引っ越しのバイトと同様、きつい力仕事が多くそもそも力がない方は苦労しそうなバイトでしょう。そして土木関連も体育会系になっている職場も多く、特に親方が怖かったりする職場もあり、ちょっとしたミスをすると怒鳴られる、といったことも珍しくありません。

さらに土木関連のきつい所といえば、基本外で仕事をするので暑さや寒さでしょう。特に夏の暑さは半端ないです。また外で働くので紫外線対策なども必要になります。また少ないですが高いところに登ったり、高いところから資材や足場が崩れて危険な目にあう可能性もあります。

いくら体力に自信があっても、怪我をして試合に出られなくなっては困るような運動部の人にはおすすめしません。

警備

警備員のバイトは工事現場や人が集まるイベントなどに派遣されて交通整理などをする仕事です。警備のバイトを高校生におすすめしない理由は色々とありますが、意外ときついバイトだからです。警備のバイトは基本立ち仕事となります。

何時間も同じ場所でずっと立ってないといけません。同じ場所で立ち続けるということは、かなり苦痛です。そして忙しい場所もあるので一概に言えませんが暇な時間が多すぎるので、暇な時間が嫌な方はさらに苦痛に感じるかもしれません。

さらに一番きついのが夏。警備のバイトも夏は猛暑の中ずっと立って誘導などの仕事をしないといけませんし、熱中症になる可能性だってありますので、危険を伴う仕事といっても過言ではないでしょう。特に夏場は一番過酷とも言われています。

過酷な労働環境に耐える為に、日頃より睡眠時間や食事の徹底、水分などの補給に注意しないといけないような仕事です。このように過酷なバイトなのですが、意外と時給も低く人によっては一番きついバイトと思う方もいるかもしれません。

着ぐるみのバイト

高校生以外の方にもおすすめ出来ないかもしれませんが、着ぐるみのバイトは違った意味になりますが、仕事をする人を選ぶでしょう。各地にいるご当地キャラ、何かキャンペーンがあると気ぐるみを着た人を見かけると思います。

子供は喜び、人気キャラであれば写メの嵐、家族ぐるみの写真に応じたりとその人気ぶりが伺えます。しかしながら、冷静に考えてみると中には人が入って仕事をしているわけです。もちろん仕事ですがら、プロ意識を持ってそのキャラクターになりきっています。

しかし着ぐるみを着たことがある方はその辛さがお分かりとは思いますが、実際してみると数分程度で「耐えれない」と思う人も多いです。まず可愛く見えてとにかく重いですし、呼吸もままならないために息苦しく、更に重心位置が頭上にあるために動くのが大変困難で、それでいて動き回らなければなりませんから体力がなければ続きません。

子供は平気で抱きついてきますが、頭に重いものを被ったまま足にしがみつかれると均衡を摂るのも難しくなります。それに拍車をかけるのが猛暑です。夏炎天下の中での気ぐるみはまさに地獄です。警備のバイトがまだマシと感じるほどです。

ただし、人を喜ばせるということにおいては、直接子供の笑顔を見ることができるため、これ以上ないやりがいのあるバイトでもあります。

キッチンのバイト

ファミレスやファストフード店などバイト従業員でも簡単な調理に関われる職場もありますよね。賄いも食べられるし学生のバイトとしても人気ですが、キッチンのバイトも意外ときつい部分が多く、おすすめ出来ない場合もあります。

店内での調理なので、炎天下の中仕事をしたり極寒の中仕事をしたりしなくてもいいので快適に仕事ができるのでは?と思われるかもしれませんが、実は夏のキッチンというのはかなり暑いです。もちろん職場によって差はあるとは思いますが、意外とハード。

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そして調理をするということは、とても油臭くなります。服は当然臭くなり髪の毛まで臭いがこびりついてとても臭いです。ですのでバイトが終わると100%お風呂に入って体に染みついた臭いを取らないと、翌日学校では大変なことになるでしょう。

またいくら気をつけていても調理でミスをしてしまうこともあり火傷をしたり、さらには飲食店はどうしてもクレームが多いのでいちゃもんを付けてくるお客さんもいます。衛生面に気を使ったりずっと立ちっぱなしでもあるし、気質に合わず疲れてしまう人もいるようです。

そしてキッチンでも時給はホールとあまり変わらない所も多く、割に合わないと感じる人もいます。

どんなバイトでもキツイ場合がある

どんなバイトが合っているかは人それぞれだし、どんなバイトでもキツイ面はあります。頑張って真面目に働いていても、文句をつけられてしまうこともあり得ます。失敗や怒られたことが「また頑張るぞ」というバネになるならまだ良いですが、バイトだからこその疲れがあります。

アルバイトは会社に雇われているため、雇用関係としては社員より下に見られ、それ故に社員からの言葉には従わなければなりません。また、社員に比べて責任能力が低いとみなされるバイトですが、実際にはそんなことはありません。所得をもらっている以上、そこには責任が存在します。

怒られてやる気を無くしてしまうこともありますよね。忙しい高校生では学校生活で体力気力を消耗していることもあるので、バイトで失敗したことが余計に堪えてしまうかもしれません。またアルバイトは社員に比べて時給換算であるために、まったく同じ仕事をしていても単純に給料に格差が生じます。

同じ仕事をしているのに、給料に差がでればバイトは納得いきません。これが心労へと繋がることが非常に多いです。これはどのようなバイトでも同じなので、キツイという思いをすることは十分考えられます。そういった意味も込めて、序盤でも述べましたが高校生は無理にバイトをする必要はないのです。

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合わないバイトは早く辞めた方がベスト

職業の選択の自由がある以上、どんなバイトをするかは個人の自由です。バイトをする以上責任を持って働かなければいけませんが、所詮は非正規雇用。自分に合わないと思ったら早くに辞めてしまうのもアリです。

自分に合う仕事かは実際に働いてみないとわからないし、仕事内容は楽しいけど職場の同僚が嫌な人ばかりだったということもあります。嫌な思いをしてバイトを続けて体や心がボロボロになってしまう前に早く辞めてしまっても良いのです。

バイトは正社員に比べると採用のハードルが低いですし、世の中にはいくらでもバイトはあります。同じ職種のバイトでも、就業先の環境によっては、同じバイトなのかと思うくらい良いところもあれば当然、悪いところもあります。

広告では良さそうな職場環境でも、いざ入ってみたら全然違うバイトはあくまでバイトなのですから、合わないと思ったらすぐに辞めて新天地を探したほうがいいでしょう。

1日でバイトを辞めてもOK?

例えば1日でバイトを辞めたら?正直バイト先には迷惑がかかります。長期で働くことを前提に雇われていたなら特に、バイト先も学生バイトに戦力になってもらうことを視野にシフトを組んでいたかもしれませんよね。ただ、期間に関わらず、数日でバイトを辞めることは非常識ではありません。

それは歴とした権利です。基本的に合わないバイトであれば、1日や数日で辞めることもいいかもしれませんが、出来れば数日ではなく、業務内容が募集と全然違いキツイ内容でもない限り、まずは一週間ぐらいは頑張ってみてはどうでしょうか?

バイトは慣れによるところが大きいため、慣れてしまえば良いところが見えてくるかもしれません。また数日で辞めることを繰り返すと、いわゆる辞め癖がつき、長く安定した仕事に就くことができなくなります。そうなると今度はそこがとてもいい職場であっても、どこかに欠点を探すようになります。

なのである程度は頑張って仕事をしてみることをおすすめします。また、どうしても1日など数日程度でバイトを辞めたい場合は、連絡を絶ってバックれるのではなくきちんと連絡をしましょう。制服などバイト先から借りているものがあれば返却しましょう。

高校生におすすめしないバイトのまとめ

高校生におすすめしないバイトを色々とご紹介しました。おすすめしないバイトはそのほとんどがキツイと感じるようなバイトばかりで、高校生じゃなくてもキツイと思うようなバイトばかりとなっています。しかし絶対におすすめ出来ないか、といえばそんなことはありません。

職場によってキツさも異なりますので普通に快適にバイトをしている方もいらっしゃいますので、あくまで他のバイトと比べて比較的おすすめできない、という感じに思っていただければ幸いです。

また、バイトは社員から嫌なことを言われたり、バイトとは言え仕事に対する責任も感じるので、これがバイトをする上でとにかく疲れる理由です。なので高校時代はバイトをしない、と決めてもいいかもしれません。気持ちに余裕を持って学校生活を送るのも重要ですよ。

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